鵠沼海岸の夏雲は海を背にして撮る

よく私の撮影ポイント案内に予約されるお客様はサンセットを希望される方が殆どです。
しかし、夏のシーズンでしか撮れないものの1つは「夏雲」だと思っています。

サンセットは、当たり外れがあり、撮る位置が大方決まっているので、場所さえ把握してれば誰でも、ある程度の写真が撮れます。
「夏雲」は、何処に出るのか気まぐれなところもあるので、周辺の地理を把握していないとなかなかよい夏雲を撮る事が難しいと思います。

よく海に向かって水辺に反射した雲を撮ってる写真を見かけますが、今回は、海を背にして撮ってみました。
実は夏雲が撮りやすい時間があり、湘南の場合その時間は、太陽が海の上にあるので海を背にして撮る方がよい雲が撮りやすいと思います。
現像しなくても、CPLフィルターとホワイトバランスの調整だけで、かなり気持ちのよい青空が撮れます。
私が使っているCPLフィルターは H&YのマグネットCPLフィルター
このフィルターマグネット式なのでかなり便利です。

※CPLフィルター:光の屈折を調整して雲や紅葉などの色彩を撮る事が出来るフィルターです。

湘南も梅雨明け

昨日から白いもくもく雲が出てきました。
海の家も営業が始まり、湘南海岸公園では緑と青空の色彩豊かな風景を撮れるようになりました。
私も、CPLフィルターを借りて撮ってきました。

江ノ島│湘南港灯台の撮影

2020年 江ノ島 湘南港灯台が新しくなりました

江ノ島の湘南港灯台は、台風の被害などで閉鎖されている時期もありましたが、今は新しい湘南港灯台になりました。
今回は2020年新しくなった江ノ島 湘南港灯台での写真を撮ってきました。
スマホなどでもある程度同じように、インスタ映えする写真が撮れるので是非、親しい友達や、恋人同士で撮ってみてください。

江ノ島 湘南港灯台でファッション雑誌のように

真っ白な灯台を背景に写真を撮ると、南の島や地中海にいるような風景を撮る事ができます。今回使ったレンズは、フルサイズSIGMA 24-70mm F2.8 DGDN Art のレンズでした。

アングルファインダーを覗き込んで、デッキのスレスレから撮っています。そうする事で、すらりとした女性もよりスタイルがよく撮れます。

インスタ映えを狙う女の子達がいっぱいいましたが、このように角度を変えてあげるとよりインスタ映えし、江ノ島 湘南港灯台でファッション雑誌のように写真を撮る事ができます。 モデルさんと湘南港灯台を全て入れようとするとかなり引くか、 28 mm 以下のワイドレンズが必要になります。

 ※現在ソニーのアングルファインダーは売っているところが少ないですが、アマゾンや、yahooショッピングで見つける事が出来ました。

 

湘南灯台2

週末は、釣り人が100人ほどいるので、フレームの中に入ってしまうことがあります。
できれば、撮影は平日の早朝などのほうがよいと思います。
せっかく良いロケーションでも、このテイストの写真は、ちょっと台無しになってしまいます。


江ノ島 湘南港灯台を背景に!

目線を同じくすると記念写真っぽくなるので、ここでもローアングル。絞りを開放にして、前後のボケをする事で遠近感(立体感)が出ます。モデルさんには、1本の板の上を歩いてもらうようにしました。そうすると歩き方が綺麗に写ります。

湘南灯台をバック

 

江ノ島 湘南港灯台の足ツボマッサージ

中央部には数十メートルもつづく江ノ島 湘南港灯台の足ツボマッサージがあります。
初めは大丈夫な人も途中で離脱するくらい強烈な足ツボマッサージ

最後まで行けた人はスッキリした気分になれます。
私も2回目で最後まで行けました。気分爽快!

 

足つぼ

江ノ島 湘南港灯台 もう一つの撮影ポイント

風を浴びながら、江ノ島を背景に歩いてもらいました。
午後になると少しオレンジ色になり影が伸びてきます。
髪がなびくと動きがでるのでここもおススメ!

江ノ島をバックに

 

江ノ島 湘南港灯台の行き方


江ノ島にはいりヨットハーバーのあるところを目ざします。
堤防に突き当たるところで左を見ると湘南灯台が見えるので、そのまま進みます。

〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島1丁目12−3

 

週末に車で来る人は要注意
撮影の下見をしに行った時はそこそこ混んではいたのですが、車の駐車場の空きは少しはありました。ところが、翌日の日曜日、お昼過ぎともなると駐車場の空きどころか、江ノ島に入るのも大変でした。天気の良い日に車で江ノ島に入る予定の方は要注意です。

無料でもらえる 可愛い江の島トートバッグ!

無料でもらえる 可愛い江の島トートバッグ!

江の島トートバッグ


このトートバッグ結構可愛い!
試しに、テッシュケース5個を入れてみた。
軽く入るので、江の島での買い物は勿論、普段のちょっとした買い物には丁度いい!
布製なので、勿論折りたためる。

これ無料!?
これ、普通に欲しいでしょ!

何か裏があるの?とついつい疑ってお土産を買ってしまいました。
江の島の西浦漁港に撮影に行った帰りにふらっとよった時は、知識がなかったのでもらえませんでした。

そんな不幸な人が出ないようにレポートさせてもらいます。

まず、江の島を歩いてたらこんな、張り紙をところどころで目にしました。

試しに500円以上の買い物をしてみたら、店員さんの反応が何もない!
「もらえないのかな~。もう在庫無いのかなー」と思い、自宅に帰って調べてみた。

 

江の島トートバッグのもらい方

条件はチラシを期間内にもっていくだけ(500円の食事と買い物は必要)

・トートバッグプレゼント対象店である事
対象店は上記のようなポスターがはってあります。
・期間は2020年8月20~10月18日までである事
・500円以上買い物か食事をする事(2000円以上買い物か、食事をすると2つもらえます)
・在庫がそのお店に、まだ残っている事
そのお店にトートバッグの在庫がまだ残っているか確認するといいかもしれないです。
・チラシを持って行く事(下記の写真のチラシです)
この簡単な条件で、可愛い「江ノ島トートバッグ」がもらえます。

ちなみに、このチラシは江の島観光案内所でもらえます。

2020年9月14日現在私が購入したお土産屋さんではまだ、在庫はありましたが、もう残り少ないそうです。

江の島内を歩き回りましたが、ポスター張っているお店は結構ありました。
これはあくまで私の勘ですが、お土産は、重くなるので、帰りに買う気がするので
江の島入口のお店は、在庫がなくなるのは早い気がします。
どうしても欲しい人は、江の島の上の方に行って食事やお土産を買って来るといいかと思います。

江の島のお土産で買ったもの

地元ですが、私は、遠方に住んでる姪っ子達の為に可愛いマスクを2枚購入してきました。
(江の島の入口にある布遊舎というお土産屋さんで購入)
色々なデザインの物があったので欲しい人はこちらの布遊舎さんで

今日は鎌倉・江ノ島の写真とは違いますが、鎌倉・江ノ島のお得情報でした!

チラシがもらえる江の島観光案内所はこちら

光を探して鎌倉・江ノ島らしい写真を撮ろう

鵠沼海岸の3サーファー

マンネリ化した友達へのアドバイス

江の猫
撮った写真が「いつも同じ写真になってしまうんだけど」どうしたらいいの?

海岸に行くと 「海」「富士山」「江ノ島」と、写真を撮るのには、背景としてうってつけの素材が湘南にはあります。
友達と一緒に富士山を背景に撮ったり、江ノ島を背景に撮るのもいいのですが、頻繁に、撮りに行く人は気が付きます。

「いつも同じ写真になってしまう」

昨日、都内から写真を撮りに来た写真の友達も同じような事を言ってました。
これはカメラを持って慣れてきた殆どの人がマンネリ化した時に思う事です。
試しに、カメラを借りて私の設定と同じにしてあげました。そして

「奥行き立体感のある構図を考える」
「鎌倉・江ノ島のスポットライトのあたる場所を探してみる」
「レンズを換えて自分の好みの写真を見つけてみる」

この3つを考えて撮ってみるよう自由撮影時間にしました。

奥行き立体感のある構図を考える

海を正面に撮ると、のっぺりした写真、二次元的になってしまいうので、奥行のある構図を考えて奥行感を出してもらいたかったのです。

とりあえず、こんな感じで撮ってみました。

カメラ:ソニー α7 III ボディ ILCE-7M3
絞り f9 シャッタースピード1/2000 iso800
設定はisoを下げてシャッタースピードを下げればよかったのですが、突然現れた被写体だったので、間に合いませんでした。
レンズ:TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD

道がないと、綺麗な雲と富士山が写ってるだけの写真になりますが
白いドレスの女性と子供が道を歩いている構図を入れる事で、奥行きがでて二人の物語が生まれます。

これは、この親子だけを撮ったのではなく、先に構図を決めて後は主人公になる人物を待って、何枚か撮ったうちの1枚です。写真にそれぞれ異なる物語が写ってました。

 

カメラ:ソニー α7 III ボディ ILCE-7M3
絞り f9 シャッタースピード1/250 iso400
レンズ:TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD
60mm

①カメラのシャドー、ハイトーン、ホワイトバランスを設定し明暗をつくる。

江の猫
カメラの設定を教えて!

Fujifilm x-pro2の場合には、シャドウトーンを設定して影の部分を明るくする設定があります。
サンセット、サンライズで白飛びしやすい逆光の場合もハイライトトーンを下げる事で白飛びを軽減する事が出来ます。
Fujifilm x-pro2の場合、自分の好みに応じてあらかじめ7個ほど自由に設定する事が出来るので、慣れてくると、とても便利です。

 

設定
Fujifilm x-pro2の設定

②被写体は明るい部分で映えるよう位置取りをする。

前方にはカメラを持った人がいっぱいいたので、バシャバシャと海へ入り撮ったのですが、こういう時は案外後ろに入り、位置をとると他の人の邪魔にならないと思います。

あと気を付けたいのが、風景の中の人にも気を使う事が必要だと思います。

相手が意識して撮られる写真はいいものが撮れにくいので、さりげなく風景の中の一部として撮りましょう。そうするとさりげない仕草もでて、物語を連想させられる写真が撮れます。

被写体の近くに寄り過ぎると撮ってる姿もよくないのですが、被写体になるサーファーさんも避けたり、構えてしまい、それが写った写真の中にも出てしまいます。

私の場合は、スポットライトがあたる場所、背景となる舞台を見つけたら、被写体は追いかけず、主人公が通るのを待ちます。

鎌倉・江ノ島のスポットライトを探す

~富士山、江ノ島がなくても光をつかまえれば湘南らしい写真は撮れる~

カメラ:ソニー α7 III ボディ ILCE-7M3
絞り f9 シャッタースピード1/125 iso400
レンズ:TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD
180mm

雲ばかりで太陽が出てきそうにない時には、太陽の漏れてくる場所を探します。

富士山や江ノ島がなくても、鎌倉・江ノ島地域には湘南らしい写真が撮れる場所がいっぱいです。光の舞台を見つけたら、後は主人公を待つだけです。何枚か撮るだけで物語が見えてきます。

レンズをかえて自分の好みを知る

 

 

カメラ:ソニー α7 III ボディ ILCE-7M3
絞り f2.8 シャッタースピード1/500 iso50
レンズ:TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD
180mm

オレンジ一色で多彩な色が出にくい日もあります。
そんな日は、海岸は立体感を出すのが難しくのっぺりした写真になりがちです。
先に書いた構図を考えたり、F値の低いレンズを使い前後をぼかして立体感を出します。
上の写真も色が出ない日だったので、手前の渚をボカシて上部の主人公に焦点をあて立体感を出し、サーファーと愛犬が遊ぶほのぼのした風景が撮れました。

F値が低いレンズを選ぶ

F値が同じでも、ワイドレンズや標準レンズは望遠に比べてボケにくいので

F1.8以下のレンズがお勧めです。(遠近感、立体感が出やすい)

※風景をメインに撮りたい人、後ろも前もくっきり撮りたいという人は別で、
 私の場合はF7~11位にしています。

望遠レンズ(出来ればF2.8位のレンズがおススメ)

安価な物や、キットレンズで購入したものは、f 値が高いものが多く、このような写真を撮るには向いていません。
また、明るくオートフォーカスのレンズは高価なので、なかなか手が出ないという人にいくつか探してみました。

今回はSONYαのEマウント、富士フィルムのXマウントのみです。

高いレンズは手を出せないでいる人向けの 富士フィルムのXマウント
オートフォーカスが比較的早く、手ごろなレンズです。写りもいい感じです。

富士フィルムメーカー製のレンズは作られた年が古いせいもありますが、こちらのレンズの方がオートフォーカスは早かったように思えます。

 お手軽な明るいレンズ

富士フィルム用 Xマウント

富士フィルム用 ワイドレンズ
VILTROX 23mm F1.4 STM XF プライムレンズ

富士フィルム用 中望遠単焦点レンズ
VILTROX 85MM F1.8 STM AF 

 

SONYαのEマウント

私が使っているものは、どれも純正ではありません。
SONY純正のものはとても高価という事、製造年代が古いので、サードパーティが作っている新しく性能と写りがよいレンズを使っています。
※様々なレンズを購入し、使わなくなったレンズは1年くらいで売ってしまいます。

TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD
SIGMA 24-70mm F2.8 DGDN Art 
SIGMA 35mmF1.2 DG DN (Art)

インスタ映えする撮り方とアイテム「~江ノ島~西浦漁港の光の小路」の場合

 

撮影ポイントについて

 
江ノ猫
西浦漁港は江ノ島にある唯一の漁港です。漁港といっても以前は漁師さんに利用されていましたが、近年はカヌー(カヤック)などの乗り入れ場として主に使われており、冬場は湘南名物シラスウナギ漁などが行われています。撮影スポットとしては5つ程あり、それぞれの場所によって、印象が異なります。
それぞれの場所で、使ったレンズや設定方法など公開していきますので、撮りたいシーンなどの参考にしてもらえるといいかと思います。
西浦漁港の小路の小屋
西浦漁港の小路には、趣のある建物があります。
ここは、松本 潤 上野樹里 主演の「陽だまりの彼女」のワンシーンで、猫と夏木マリが住んでいる家として撮影されていました。奥に行っても家はありませんので、行かないように!
「陽だまりの彼」予告編はYOUTUBEでも見ることが出来ます。
ここは、個人の所有物なので、柵の中に入っては駄目ですが、外人さんなどは中に入って写真を撮ってる人も見かけます。不法侵入になるので注意してください。

※訪れるシーズンによって太陽の入り方が異なるので、光の角度などを考えながら調整していくといいと思います。
[afTag id=291]

光の小路~西浦漁港の入口付近の階段~

最高のドラマチックなシーンが切り取れるステージです。実際ここで撮影した写真が2つの写真がフォトコンテストで受賞されました。
「2019年 59回 富士フィルムフォトコンテスト 優秀賞」

 

このポイントは、太陽が差し込む時間に撮影しに行きます。
季節と時間を選ぶので事前に調べていく必要があります。
光の入る時間に撮影をしていると必ずと言っていいほどヒソヒソ声で恋人同士の彼女が「凄い!」
「ヤバい」「江ノ島の隠れスポット!?」という声を耳にします。
それほど一瞬で心を奪われる事間違いなしです。
光が強烈であればあるほどドラマチックで素敵なインスタ映えする写真は撮れますが、光が強烈過ぎて、人が真っ黒になってしまうケースもあります。

デジタル一眼、ミラーレスカメラシャッタースピードは光の強さにより変わりますが、1/4000や1/8000になる事もあります。そんな時にあると便利な物がNDフィルターやハーフNDフィルターです。
あまり暗くすると写真の下部が黒つぶれする場合もあるので、私はNDフィルターを使っています。(太陽の位置周辺を暗くして下部は普通に明るいです。)


使用しているフィルター

ただし丸型のハーフの場合、構図に合わせる事が難しいので、上下に調整できる角型の方がしっかりした写真が撮れます。
※丸型の場合、気軽さはあるものの上下の調整がしにくいので、合わない場合は色被りする場合もあります。
階段を降りてからも影が伸び、光と影の遠近感を映し出す事が出来ます。

 

湘南フォトコンテスト 2018年 グランプリ受賞作

 

【注意点】
A
西浦漁港の入口は、夏になると蚊が多いので、虫よけスプレーなどが必須です。
数分立ち止まって撮影していると刺される事間違いなし
B
ゴミは持ち帰りましょう。下見を含め週に何度か訪れるのですが、空き缶、ペットボトルなどを置きっぱなしにしてる方が目立ちます。(ご近所の迷惑にならないよう必ず持ち帰りましょう)
カメラ :FUJIFIRLM X-Pro2
レンズ :XF16-55mm
フィルター:【KANI】レンズフィルター 減光フィルター SOFT GND0.9
撮影月日:7月31日

西浦漁港からの風景

数十年前、西浦漁港は江ノ島唯一の漁港でした。
その面影は堤防と今では水面に少しだけ浮いている港の残骸がみえるだけです。
潮が引いている場合には歩いて海の中に浮かんでいる場所まで行く事が出来ます。
太陽が沈む時間になると、恋人達が座って夕日を眺めている姿をよく見かけます。最近ではカヌーの数が増え、週末になると海に出る人達に出会う事もあります。
真夏の太陽が眩しい時間には、逆光になり白飛びしてしまい普通のカメラでは撮ることが出来ません。
このような時にはハーフフィルターをつけて上部の白飛びを抑えるようにします。

西浦漁港のカヌー

西浦漁港の堤防に座ってサンセットを眺める風景を撮る

[afTag id=291]にて撮影

西浦漁港の堤防からのサンセット

西浦漁港の堤防で自撮りするには堤防の下から撮る事になりますが、下の通路が狭いので35mm(APS換算50mm)など広角レンズ以下がおススメです。逆光になるので、カメラのシャドートーンなどをあげると顔が綺麗に撮れます。
シルエット撮影をしたい場合には逆に下げるとシルエットになります。
自分のイメージしている写真に合わせて設定してみてください。

堤防の5人組
堤防の5人組
【注意点】
中潮・大潮の満潮時間には注意してください。
西浦漁港の堤防迄の細い道は潮の満ち引きを考えないで行くと、行はなんでもない道でも帰りの時間になってから潮が上がり、靴やズボンがずぶぬれになってしまう事もありますので、くれぐれも注意してください。

西浦漁港までの行き方

通常のルート
江ノ島に入り、まず目にするのが正面にある青銅の鳥居。
緩やかな坂道のある仲見世通りを歩いて3分(約170m)です。
坂を上がっていくと、江の島郵便局が左手に見えます。
郵便局を過ぎて左手を見ながら数メートル先に「江ノ島 ハルミ」という食事処があります。その脇道が西浦漁港への道になります。
7月~8月にかけては18時前後になるとこの道が光の道になりますので、是非訪れてみてください。

裏道ルート
地元の人でも、地形や潮の満ち引きを把握している釣り人、漁師さんが使うルートです。
ただし、大潮、中潮で潮が引いている時でないと渡ることが出来ません。
しかし、坂道を上る必要もなく近道なので、私はよくこのルートを使います。
行き方は、江の島アイランドスパを突き抜けると海に抜ける階段があります。
その階段を下りて左手に進むと、すぐ西浦漁港にたどり着けます。


※階段から潮が満ちてる場合は通常のルートを利用してください。通れる時には砂浜になっているので確認してから利用してください。

 

西浦漁港への裏ルート

いかがだったでしょうか?
地元フォトグラファーが紹介する江ノ島インスタスポット「~江ノ島~西浦漁港の光の小路」の紹介と注意点でした。この記事を読んで参考にしてもらえればきっとあなたも、ワンランクアップのインスタ映えする写真が撮れるとでしょう。

巨大な富士山を撮る為のレンズと道具~江ノ島から~

巨大な富士山を撮る為のレンズと道具~江ノ島から~


江ノ島付近からこんなに大きな富士山が見られる!?と写真を見た人はビックリするのですが、約200mmのズームレンズがあると写真のような大きな富士山とサーファーを映し出す事が可能です。
11月下旬より富士山の冠雪が始まる事もあるので、寒い朝は頑張って早起きして行くといいでしょう。
※200mm以上になってしまうと逆に富士山がはみ出してしまいます。
三脚なしでも大丈夫ですが、三脚を立てて、サーファーが波乗りするのを待つのもいいでしょう。

撮影機材

カメラ :FUJIFIRLM X-Pro2
レンズ :XF100-400mm
使用機材:
三脚 : SLIK カーボン三脚 ライトカーボン E64 4段 ナットロック式 22mmパイプ径 自由雲台
自由雲台:SIRUI(シルイ) ハイエンド自由雲台K-20X
焦点距離:197mm(35mm換算約295mm)
撮影月日:12月

片瀬海岸への行き方

江の島付近の駅は3つある

片瀬江ノ島駅(小田急江ノ島線)
江ノ島駅(江ノ島電鉄)
湘南江の島駅(湘南モノレール)

片瀬江ノ島駅(小田急江ノ島線)を出て徒歩3分

よく江ノ島駅で待ち合わせると、間違いやすいので、待ち合わせする場合は、電鉄会社名も伝えておくと間違いないと思います。
ちなみに都内から電車を使って江ノ島や片瀬海岸(この撮影ポイント)に行くには片瀬江ノ島駅(小田急江ノ島線)が一番近く早いです。
【東京駅から】
JR東海道本線にてJR藤沢駅→小田急江の島線急行に乗り換え終点片瀬江の島駅下車 
徒歩3分で片瀬海岸につきます。

鵠沼海岸で「渚のゴールドライン」を撮ろう

サーファーガール

鵠沼海岸「渚のゴールドライン」の撮り方

海のサンセットを撮ると皆同じ写真になってない!?

海のサンセットの写真を撮りたい」写真スポットのガイドをしていると、必ずと言っていいほどこのようなリクエストがきます。
湘南撮影ポイントガイドはこちら タビカで開催しています。

でも、殆どの場合、どこかで見た事のある写真になりがちです。
有名なスポットに行けば行くほど、やはりどこかで見た事のある写真を撮ってしまっています。

普通の観光写真を撮るのならば、それでも満足なのでしょうが、地元のフォトグラファーや、様々な場所を撮っているフォトグラファーは、おそらく満足していないでしょう。
私もその一人です。「わー綺麗」と言われただけでは、全く満足していません。
他の人の写真を見てもスゴイ!と思うオリジナリティーある写真になかなか出会う事はありません。
だからこそ、スゴイと思った写真に出会った時は感動です。

「これどうやって撮ったのかな~」
「どんなカメラとレンズでとってるのかな~」
「どんな場所なんだろう?」といろいろ探って見ます。
おそらく、皆さんも自分の撮りたい写真や見た事のない写真に出会うと同じように思うのではないでしょうか?
今回は、週に数度は行っている私のホームグランド鵠沼海岸で逆光で撮る「渚のゴールドライン」私の撮り方と機材を紹介します。
※あくまで、私の撮り方なので参考程度にしてください。

「虹」「劇的サンセット」? 何を撮るかでレンズを変える

~自然をチェックして、どんな写真を撮るかイメージする

渚のゴールとライン
渚のゴールとライン

「太陽の位置を確認し光の角度を確認してどんな写真を撮るかイメージする。」
写真を学ぶ時に、まず学ぶ事ですが、鵠沼海岸のサンセットの場合は海を前方に右に富士山(天候がよければ)、左に江ノ島が見えるポイントです。
サンセットは富士山側に陽が落ちるので、富士山のシルエットを背景にフォトジェニックな写真が撮れます。

大事な事は、その日の湘南のフォトジェニックな写真は、どんな1枚が撮れるか!?です。
季節により太陽の位置が富士山の右に落ちたり、左に落ちたりするので、ベストな撮影ポイントも変わってきます。
また、地元のフォトグラファーの方々は、天候が変わる時を狙います。
雨後には「虹」が出たり、「空が焼ける」たりするので、海岸に出かけます。
撮影ポイントに出かける前に、まずイメージして、カメラとレンズを決めます。
「虹」を拡大して、江ノ島のかかるのを撮りたい時には、「望遠」を!空が焼けそうだなという時には、「広角」をメインに持っていきます。

今回は曇りで、富士山が見えない日でした。
それでも、雲から光がスポットライトが射し始めたので「渚の光路」を撮る事が出来ました。

そうそう、最近撮る前に行っている私のルーティンは、光の角度を確認、モデルになる人をチェック、そして、目を瞑り、風と温度、その場所の音を感じる事です。
そうすると、自分のイメージがいくつか出来てきます。

その場の偶然のショットを撮るのもいいのですが、私は先に自分のイメージを作り上げます。


偶然のショットを撮るにしても、シャッタースピード、露出、ISO、構図は考えなければ行けませんが、自分のイメージというのはさらに、風の強さや匂い、温度、音を感じる事で、その場の雰囲気を伝えやすくすると思うのです。
例えば、「風が強いな」と思った時は、風で少女の髪が靡く映像が浮かびます。
今日は「南風の暖かな風」そう思った時には、ホワイトバランスで暖かい色彩にします。
潮が高いなと思った時は上手いサーファーが多いので、それに備えます。
なだらかな時は、鵠沼海岸には3つ程絶好の場所があるので、その場所に行きます。
時間によって潮の高さが変わるのでチェックして行くといいでしょう。
場所によっては数十メートル先まで歩いて行ける場所もあります。
太陽の角度が季節と時間によって変化するので、その日の自然に合わせています。

今回は太陽が富士山の右に降りて行くので、渚の浅い場所を狙って、一歩海に入ると光の路が見えてきました。
時々、いきなり深くなる場所もあるので、波の強さなどを事前にチェックして、ポイントを選びました。

渚のゴールドライン(背景)を見つけたら、主人公が登場するのを待ちパシャリ!

シルエット撮影のメリットとシルエットにしたくない撮影方法。両方の解決方法

写真は、光と影の芸術とよく言われますが、夏の湘南は太陽が落ちてくると砂浜に見事に影が伸びてその光景を撮る事も出来ます。
シルエットの風景光景を撮るには、光が強すぎて、人物が真っ黒になりがちですが、逆光のシルエット撮影にも、メリットがあります。

①人物がわかりにくくなるので、著作権の問題がなくなりやすい。
②顔などがわからないので、3割増しに素敵に写る。
③フォトストックで販売する時にモデルリリースがいらなくなる可能性が高い

ただ友達や、家族、恋人と一緒の写真で顔が写って欲しいと思う方もいると思うので、今回は湘南の夏らしい海の光景を撮りました。
「渚の光に包まれた少女」です。

必要なのは、カメラの設定シャドートーン

私は、ソニーα7Ⅲと富士フィルムX-PRO2を使っていますが、
逆光を撮る時は、富士フィルムX-PRO2の場合はシャドートーンとハイライトトーンの設定を一番低く設定しています。こうする事で、逆光で白飛びを少しは防げ真っ黒なシャドーにはなりにくくなります。

  • ハイライトトーン:-2
    シャドートーン:-2

後は、ISOを一番低くし、露出を決めてからシャッタースピードでコントロールしています。

富士山とシルエットのカップル
シルエットのカップル


太陽がまぶしすぎる時にはNDハーフフィルターを!

isoを一番下に下げ、シャッタースピードを最高に上げても、撮りたい露出設定に合わない場合があります。
そんな時にはNDフィルターを使い調整しますが、私はよくサンライズ&サンセット使用のハーフNDフィルターを使用し、強すぎる光を制御し、白飛びするのを制御しています。
ちなみに私の使っているハーフフィルターは丸形のハーフNDフィルターです。
通常のNDフィルターで、撮ると、光は調整できるのですが、空に合わせた場合、人物が暗くなってしまったり、人物と空の明暗さは調整できないのです。
※下記にリンクを張っておきますが、サンライズ、サンセットなどの逆光にお困りの方は使てみるのもいいでしょう。サンセット、サンライズで白飛びしてた写真の悩みが解決できます。

※KANIのフィルターは、多くのプロ、ハイアマチュアの方が利用されており、丸形フィルターのハーフNDは私も初めてでしたので、メリットデメリットのレビューは、後ほど記載したいと思います。

【KANI】レンズフィルター 減光フィルター SOFT GND0.9 (82mm)

 

今回使った機材とレンズ

TAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD

今回使ったタムロンレンズ購入経緯
Eマウントでは選択肢が少なく、純正のものを購入するか、コンバータを使ってキャノンEFを使うかの選択肢があった。
純正で自分が撮りたい距離のレンズは下記の2つだった。


ボケ味を妥協したくなかったので、一番写りがよいと思われるGMレンズ(SEL70200GM)を、第一候補としながらも、24-70mm F2.8 DG DNの評判がかなりいい、シグマからE マウント f 2.8 mm 通し70~200 mmのレンズがでないか、ずっと待ち望んでいた。

突如、現れたTAMRON(タムロン)70-180mm F/2.8 Di III VXD

そんな折、TAMRON(タムロン)レンズ から、70-180mm F/2.8のレンズが発売された。TAMRON(タムロン)レンズは、過去に使った事がなかったという事もあったのだが、購入する候補としては、入っていなかった。

購入したのは、写真仲間のタムロン製レンズでの写真がかなりよかった事と、シグマからEマウント用70-200mmのレンズが発売されなかった事だった。
この2点が大きく、望遠側の20mm短いという部分は引っ掛かる点ではあったが、なんといっても軽く撮っていて、楽しいレンズ。ボケ味という点では滑らかで、心の中で「美しい」自分史上初めての美しいボケ味、と思ったほど。そして、純正70200GMレンズを購入するまでないと感じた。使ってみての感想は満点に近いものであった。

準備するもの

NDフィルター:光が強すぎ白飛びする場合もあるので、NDフィルターがあると撮影チャンスを逃す事も少なくなる。今回は雲の間から太陽が顔を覗かせたという事もあり1/2000秒で問題なかった。

ビーチサンダル:私は、裸足で歩くのが気持ちいいので、殆どは裸足で海に入りますが、時々、ガラスの破片なども落ちてる場合があります。初めての人はビーチサンダルがあると安心です。

注意:大潮の上げ潮にはクラゲが大量にうちあげられる事があります。私も1度刺された事があります。クラゲの種類によっては処置の方法が異なりますので注意が必要です。

特にクラゲの姿が見当たらず、種類がわからない場合は暖かいお湯につけるといいでしょう。

クラゲの対処法

撮影機材と撮影データのまとめ

2020年5月30日18時前後撮影
撮影ポイント:鵠沼海岸(神奈川県藤沢市)
マップ:35.313855, 139.472424
カメラ:SONY ILCE-7M3  
レンズ: TAMRON(タムロン)のレンズ 70-180mm F/2.8 Di III VXD
あると便利:【KANI】レンズフィルター 減光フィルター SOFT GND0.9 (82mm)
35 mm 焦点距離: 180 mm
 絞り値:F 2.8
露出時間:1/2000秒