インスタ映えする撮り方とアイテム「~江ノ島~西浦漁港の光の小路」の場合

 

撮影ポイントについて

 
江ノ猫
西浦漁港は江ノ島にある唯一の漁港です。漁港といっても以前は漁師さんに利用されていましたが、近年はカヌー(カヤック)などの乗り入れ場として主に使われており、冬場は湘南名物シラスウナギ漁などが行われています。撮影スポットとしては5つ程あり、それぞれの場所によって、印象が異なります。
それぞれの場所で、使ったレンズや設定方法など公開していきますので、撮りたいシーンなどの参考にしてもらえるといいかと思います。
西浦漁港の小路の小屋
西浦漁港の小路には、趣のある建物があります。
ここは、松本 潤 上野樹里 主演の「陽だまりの彼女」のワンシーンで、猫と夏木マリが住んでいる家として撮影されていました。奥に行っても家はありませんので、行かないように!
「陽だまりの彼」予告編はYOUTUBEでも見ることが出来ます。
ここは、個人の所有物なので、柵の中に入っては駄目ですが、外人さんなどは中に入って写真を撮ってる人も見かけます。不法侵入になるので注意してください。

※訪れるシーズンによって太陽の入り方が異なるので、光の角度などを考えながら調整していくといいと思います。
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光の小路~西浦漁港の入口付近の階段~

最高のドラマチックなシーンが切り取れるステージです。実際ここで撮影した写真が2つの写真がフォトコンテストで受賞されました。
「2019年 59回 富士フィルムフォトコンテスト 優秀賞」

 

このポイントは、太陽が差し込む時間に撮影しに行きます。
季節と時間を選ぶので事前に調べていく必要があります。
光の入る時間に撮影をしていると必ずと言っていいほどヒソヒソ声で恋人同士の彼女が「凄い!」
「ヤバい」「江ノ島の隠れスポット!?」という声を耳にします。
それほど一瞬で心を奪われる事間違いなしです。
光が強烈であればあるほどドラマチックで素敵なインスタ映えする写真は撮れますが、光が強烈過ぎて、人が真っ黒になってしまうケースもあります。

デジタル一眼、ミラーレスカメラシャッタースピードは光の強さにより変わりますが、1/4000や1/8000になる事もあります。そんな時にあると便利な物がNDフィルターやハーフNDフィルターです。
あまり暗くすると写真の下部が黒つぶれする場合もあるので、私はNDフィルターを使っています。(太陽の位置周辺を暗くして下部は普通に明るいです。)


使用しているフィルター

ただし丸型のハーフの場合、構図に合わせる事が難しいので、上下に調整できる角型の方がしっかりした写真が撮れます。
※丸型の場合、気軽さはあるものの上下の調整がしにくいので、合わない場合は色被りする場合もあります。
階段を降りてからも影が伸び、光と影の遠近感を映し出す事が出来ます。

 

湘南フォトコンテスト 2018年 グランプリ受賞作

 

【注意点】
A
西浦漁港の入口は、夏になると蚊が多いので、虫よけスプレーなどが必須です。
数分立ち止まって撮影していると刺される事間違いなし
B
ゴミは持ち帰りましょう。下見を含め週に何度か訪れるのですが、空き缶、ペットボトルなどを置きっぱなしにしてる方が目立ちます。(ご近所の迷惑にならないよう必ず持ち帰りましょう)
カメラ :FUJIFIRLM X-Pro2
レンズ :XF16-55mm
フィルター:【KANI】レンズフィルター 減光フィルター SOFT GND0.9
撮影月日:7月31日

西浦漁港からの風景

数十年前、西浦漁港は江ノ島唯一の漁港でした。
その面影は堤防と今では水面に少しだけ浮いている港の残骸がみえるだけです。
潮が引いている場合には歩いて海の中に浮かんでいる場所まで行く事が出来ます。
太陽が沈む時間になると、恋人達が座って夕日を眺めている姿をよく見かけます。最近ではカヌーの数が増え、週末になると海に出る人達に出会う事もあります。
真夏の太陽が眩しい時間には、逆光になり白飛びしてしまい普通のカメラでは撮ることが出来ません。
このような時にはハーフフィルターをつけて上部の白飛びを抑えるようにします。

西浦漁港のカヌー

西浦漁港の堤防に座ってサンセットを眺める風景を撮る

[afTag id=291]にて撮影

西浦漁港の堤防からのサンセット

西浦漁港の堤防で自撮りするには堤防の下から撮る事になりますが、下の通路が狭いので35mm(APS換算50mm)など広角レンズ以下がおススメです。逆光になるので、カメラのシャドートーンなどをあげると顔が綺麗に撮れます。
シルエット撮影をしたい場合には逆に下げるとシルエットになります。
自分のイメージしている写真に合わせて設定してみてください。

堤防の5人組
堤防の5人組
【注意点】
中潮・大潮の満潮時間には注意してください。
西浦漁港の堤防迄の細い道は潮の満ち引きを考えないで行くと、行はなんでもない道でも帰りの時間になってから潮が上がり、靴やズボンがずぶぬれになってしまう事もありますので、くれぐれも注意してください。

西浦漁港までの行き方

通常のルート
江ノ島に入り、まず目にするのが正面にある青銅の鳥居。
緩やかな坂道のある仲見世通りを歩いて3分(約170m)です。
坂を上がっていくと、江の島郵便局が左手に見えます。
郵便局を過ぎて左手を見ながら数メートル先に「江ノ島 ハルミ」という食事処があります。その脇道が西浦漁港への道になります。
7月~8月にかけては18時前後になるとこの道が光の道になりますので、是非訪れてみてください。

裏道ルート
地元の人でも、地形や潮の満ち引きを把握している釣り人、漁師さんが使うルートです。
ただし、大潮、中潮で潮が引いている時でないと渡ることが出来ません。
しかし、坂道を上る必要もなく近道なので、私はよくこのルートを使います。
行き方は、江の島アイランドスパを突き抜けると海に抜ける階段があります。
その階段を下りて左手に進むと、すぐ西浦漁港にたどり着けます。


※階段から潮が満ちてる場合は通常のルートを利用してください。通れる時には砂浜になっているので確認してから利用してください。

 

西浦漁港への裏ルート

いかがだったでしょうか?
地元フォトグラファーが紹介する江ノ島インスタスポット「~江ノ島~西浦漁港の光の小路」の紹介と注意点でした。この記事を読んで参考にしてもらえればきっとあなたも、ワンランクアップのインスタ映えする写真が撮れるとでしょう。